盛岡大学・盛岡大学短期大学部

2021/07/20

教育・研究

【栄養科学部】厚生労働省年金広報企画室による「年金対話集会」を開催しました

 7月15日(木)、栄養科学科「保健医療福祉論」(担当:村澤秀樹准教授)において、特別講師による授業が実施されました。本科目は、地域社会の中で様々なライフステージの人々をサポート出来る管理栄養士となるため、医療・介護・福祉・年金などの制度を学び、広く社会保障の機能を理解するものです。
 今回、年金についての理解を深めるため、厚生労働省年金局総務課年金広報企画室が実施する「年金対話集会」を、授業内でオンラインにより開催しました。授業の前半は、古川年金広報企画室長から、「わたしの年金とみんなの年金」と題して、年金の仕組み、財政とその検証や将来予測についての説明を受け、後半に学生からの質問に答えて頂きました。

 限られた時間の中で、約10名の学生からの質問に答えて頂きました。「年金を納めなかったらどうなるのか?」という質問からは、万一の場合に障害年金を受け取ることが出来るように、保険料を納付できない場合でも学生の保険料納付が猶予される「学生納付特例制度」を申請して欲しいとの呼びかけがありました。その他、震災などの被災者に対する保険料の減免に関する質問など、震災を経験した東北の学生にとって関心の深い質問もありました。
 授業を聞いた学生は国民年金の被保険者となって間もなく、まさに「わたしの年金とみんなの年金」の観点で、自分事として学びが出来たはずです。

 今回の授業を実施してくださった古川室長、そして、厚生労働省側での準備と質疑応答の事務的部分にご回答くださった奥上係長に、この場をお借りして感謝申し上げます。