盛岡大学・盛岡大学短期大学部

2026/04/13

社会文化学科

令和8年度 社会文化学科 新入生特別研修

 盛岡大学文学部社会文化学科では、令和8年4月9日(木)に新入生特別研修を実施し、青森県八戸市を訪れ、根城跡および八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館を中心に、地域の歴史と文化に触れる機会を設けました。
 根城は、中世南部氏の居城として知られ、発掘調査に基づいて復元された主殿や工房、居住空間などを見学することで、中世の武士や人々の生活の具体像に触れることができました。新入生たちは、単なる史跡の見学にとどまらず、建築構造や空間の使われ方、身分秩序のあり方などに着目し、文献史料だけでは捉えきれない歴史の実態について理解を深めていました。
 是川縄文館では、縄文時代の出土品や国宝に指定されている合掌土偶などを見学し、縄文文化の精神性や造形感覚の豊かさに触れました。土器や装身具に見られる高度な技術や美意識から、当時の人々の生活が単なる生存の営みにとどまらず、自然との共生や祈りの文化に支えられていたことを学びました。また、地域に根ざした文化遺産がどのように保存・継承されているのかについても理解を深める機会となりました。
 昼食はグランドサンピア八戸にて取り、地元食材を活かした料理を味わいながら、学生同士の交流を深めました。
 研修を通じて、新入生たちは、八戸という地域が持つ多層的な歴史――縄文時代から中世、そして現代へと連なる文化の連続性――を実感し、歴史と文化を総合的に捉える視点の重要性を学びました。その意味で本研修は、今後の学修の基盤となる貴重な経験となりました。
 最後になりますが、本研修の実施に際し、ご協力・ご助力を賜りました関係各位に、心より御礼申し上げます。