文化・社会・歴史にまたがる多様な研究。
講義や演習に加え、文化財、
企業や地域での実地調査など、
多くのフィールドワークで学びを深める
こんな人に学んでほしい
- 世界各地域の歴史や文化を学びたい
- 文化遺産に興味がある
- 国内外の社会情勢に関心がある
- ヨーロッパの文化・思想について学びたい
- 生命倫理について興味がある
- 現代スポーツの課題について学びたい
- 地域経済について学びたい
期待される主な進路
- 中学校教諭(社会)
- 高等学校教諭(地理歴史・公民)
- 博物館
- 地方自治体
- 出版・マスコミ
など
学びのポイント
-
01
興味ある領域を自由に
学べる柔軟なカリキュラムカリキュラムは、年次が上がるにつれて専門性が高まるよう計画的に編成されています。他学科の科目も履修できる環境の中で、自分の興味を追いつつ、より研究テーマを深めていくことができます。
-
02
実践すること・体験する
ことを重視した実学講義授業は少人数制をベースに、フィールドワークやプレゼンテーションなどが盛り込まれています。こうした実践的な雰囲気の中で、文化研究の方法をしっかり身につけていくほか、一人ひとりの問題把握力・行動力・思考力を培っていきます。
-
03
多彩な領域研究
ヨーロッパやアフリカ、日本を含むアジアなど、多様な地域の文化・社会・歴史を研究することができます。プレゼンテーションやグループディスカッションを通して実践的な能力を高めていきます。
学びで育まれる力
-
自律的に対応できる
知識や技能文化・社会・歴史の各領域に関する総合的な知見を身につけ、これからの社会に自律的に対応できる知識や技能を獲得します
-
問題発見能力と
解決力多様な情報ツールを駆使しつつ問題を新たに発見するとともに、それを解決するアイディアを構想する思考力や判断力、並びに他者に伝達する表現力を身につけます
-
多様な価値観を
理解し行動する力他者に対する共感的な姿勢を涵養し、異なる価値観を理解し受け止めながら、自ら主体的に実践を展開する力を身につけます
学びの特色
-
Q.「社会文化学科で学ぶ」とは、
どういうこと?A.多種多様な文化・社会・歴史についての理解を深め、
未来の社会に活かすことです。メディア環境の急激な変化に伴い、様々な文化が入り混じるようになった現代では、グローバルな視点で物事を考える必要があります。しかし、こうした視点の重要性は、必ずしも現代社会を考察する時にだけ当てはまるわけではありません。歴史的に見ても、ある一つの国や地域の社会・文化は、他の社会・文化に影響を受けながら形成されてきたからです。
例えば、日本の文化や社会は、日本一国だけで完結してきたのではなく、アジアや南北アメリカ、ヨーロッパなど、多様な国や地域との関係のうえに成立してきました。このように、一つの事象を考察しようとするとき、より広い視野から研究対象を捉えられるようになります。
様々な地域の文化・社会・歴史をめぐる幅広い学びを通じて、多様な立場や視点の存在を知り、それを踏まえて、今の、そしてこれからの社会といかに向き合うことができるのか、一緒に考えていきましょう。 -
例えば、こんなことも社会文化学科の学びです。
ことばにできないものをどのように読み取るのか?
自ら問いを立て、それに答える方法を学ぶ何か知りたいことがあったとします。皆さんは、その答えをどのように見つけるでしょうか。本を探しますか?ネットを見ますか?答えはいつでもそこにあるとは限りません。現場でしか得られない答えがあります。
文化人類学フィールドワークでは、自ら見出した問いに答える方法を、まさに現場で学びます。インタビューにもさまざまな技法があり、知りたいことを知るために最適な技法を選び、質問内容を考える必要があります。インタビューでは得られない、現場に身を置いてみてはじめて知ることができる答えもあります。そのような調査技法を参与観察と言います。しかし参与観察で、いったい何を見ればよいのでしょうか。そしてそれをどのようにレポートにすればよいのでしょうか。これは体験しないとわからないものです。そのため、授業では文化人類学的調査技法を学ぶとともに、実際自分で調査を行い、その成果を教員や他の学生と共有し、最終的にレポートにします。
在学生の声
社会文化学科に決めた動機は?
・歴史や文化、社会的な分野を深く学び、社会の問題について考えたかったから
・中学校の社会科教員になりたかったから
・世界の文化に興味があるから
社会文化学科で良かったと思うことは?
・国際政治学、法学、社会学を学ぶのが特に楽しい!
・自由にカリキュラムを組み立てられるので、興味のある領域を早くから学べる
・フィールドワークやプレゼンテーションなどが多く、たくさんの人と交流できる
将来の夢は?
・生徒に対して親身に関わることができる社会科教員になりたい
・大学での学びを活かした仕事に就きたい
・公務員になって地方創生に役立つ仕事がしたい