盛岡大学(全学)卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)【DP】と学修目標
盛岡大学は、キリスト教精神に由来する建学の精神「愛と奉仕」を基本理念としつつ、学則第1条に定める「広い視野と高い見識を養い、文化の向上と社会の福祉に貢献する有為な人間を育成する」ことを目的としています。こうした目的のもと、各学部の学位プログラムの課程を修め、所定の単位修得と必修等の条件を充たすことで、下記の表にある能力・資質を身につけた者に対して「学士」の学位を授与する「ディプロマ・ポリシー(DP)」を定めています。
また、DPの各項目が求める能力・資質をよりわかりやすく示したものとして「学修目標」を定めています。
DP1 広い知識と深い専門性
幅広い教養的知識と基礎的技能、専門とする学問領域における深い専門的知識・高度な技能を有する者
→学修目標
(知識・理解)
A 幅広い学問分野の知識・技能:幅広い学問分野の考え方を理解し、教養的知識・基礎的技能を有する
B 深い専門的知識・高度な技能:専門とする学問領域の深い知識・高度な技能を有する
DP2 課題を見出し解決する実践的応用力
専門とする学問領域や社会における課題を見出し、学修で獲得した知識・技能を活用して課題を解決する思考力・判断力・表現力を有する者
→学修目標
(汎用的技能)
C コミュニケーション能力:日本語や特定の外国語を用いて、読み、書き、聞き、話す能力を有する
D 情報収集力・分析力:様々な情報の中から必要な情報を収集し、分析する力を有する
E 論理的・批判的思考力:ものごとを複眼的・批判的にとらえ、筋道を立てて考えたうえで、自己の考えを他者に向けて表現する力を有する
F 学修における課題解決力:課題を見出し、適切に解決する思考力・判断力を有する
DP3 奉仕の精神を基盤とする協働・実践力
異なる価値観をもつ他者の思いや考えを理解し、受け入れながら、自己の考えを適切に表現し、他者と主体的に連携・協働して自己の役割を果たす実践力を有する者
(態度・志向性)
G 対話を行う態度:異なる価値観をもつ他者の思いや考えを理解し、受け入れながら、自らの考えを適切に表現する態度を有する
H 協調性・リーダーシップ:他者と主体的に連携・協働して行動する姿勢や、他者に方向性を示し行動を起こさせる姿勢を有する
DP2 課題を見出し解決する実践的応用力(再掲)
専門とする学問領域や社会における課題を見出し、学修で獲得した知識・技能を活用して課題を解決する思考力・判断力・表現力を有する者
→学修目標
(統合的な学修経験と創造的思考力)
I 応用的な課題解決力:専門とする学問領域や社会における課題を新たに見出し、これまでの学修で獲得した知識・技能を活用して解決する力を有する
盛岡大学(全学)の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)【CP】
盛岡大学は、卒業認定・学位授与の方針に掲げた学修成果を達成するため、教養科目、専門科目及びその他必要とする科目を体系的に編成し、講義・演習・実験・実技・実習を適切に組み合わせた授業を開講します。
1)教育内容
(1)教養科目では、幅広い教養と基礎的技能の修得を目指し、人間性と社会性を涵養する教育を行います。「キリスト教学I」を必修科目とし、地域社会に貢献する「愛と奉仕」の建学の精神を学び、道徳的実践力の基盤を培います。
(2)語学科目では、国際社会を積極的に生きるために必要な能力の向上を目指します。
(3)専門科目では、専門領域の体系に基づき、段階的に選択必修科目等を配し、系統的に4年次で必修の「卒業研究」へと展開し、専門性をより深く身につけます。
2)教育方法
(4)主体的な学びの力を高めるため、演習科目を中心としてアクティブラーニングを取り入れた教育方法を積極的に実施します。
(5)授業効果調査やFD研修会等を通して、常に改善された教育方法を実践します。
3)評価
(6)卒業認定・学位授与の方針に掲げる能力・資質を担保する成績評価を行います。
盛岡大学(全学)入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)【AP】
盛岡大学は、卒業認定・学位授与の方針に定める人材を、教育課程編成・実施の方針に従って育成するために必要な、下記に掲げる能力、目的意識、意欲を備えた入学者を求めます。
(1) 高等学校等における各種の学習内容を幅広く理解している。
(2) 高等学校までの履修内容のうち、話す・聞く・書く・読むというコミュニケーション能力の基礎的な内容を身につけている。
(3) 身近な問題について、知識や情報をもとに筋道を立てて考え、その結果を説明することができる。
(4) 大学での学修で得た知識や経験を社会で活かしたいという目的意識と意欲がある。
(5) 大学での学修に必要な基礎的知識を身につけるための課題に最後まで取り組むことができる。
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