盛岡大学・盛岡大学短期大学部

私と盛大Story

MY MU STORY

07

MY MU STORY

07

まっすぐに、夢中で歩みを進めるチカラが強みに。

文学部 児童教育学科 3年

舘下 温人

(岩手県/ 花巻東高等学校出身)

教員を目指して、まっすぐに

高校時代、部活動の顧問の先生に出会い、「人を導ける先生になりたい」と思ったのが夢の始まりです。

中学のころは反発心が強く、素直に話を聞けないこともありましたが、先生やスイミングのコーチが根気強く向き合ってくれたことで、自分を変えることができました。その経験から、今度は自分が子どもたちを支えたいと思うようになりました。

盛岡大学を選んだのは、教員養成のサポート体制が非常に手厚いからです。教育実習に加え、小学校で子どもと関わる「ラーニングサポーター」の活動を通して、現場の空気を肌で感じることができます。

学びを重ねるなかで、要点をまとめて伝える力がつき、人前で話すことへの苦手意識も減ってきました。教員を目指す勉強を通して、自分の言葉で説明する力や、相手に合わせて話す力が少しずつ磨かれていると感じます。

水泳が教えてくれた、夢中で続ける強さ

5歳のころから始めた水泳は、今でも続けている大切なライフワークです。

大学に入ってからも地元・二戸のスイミングクラブで練習を続け、日曜以外はほぼ毎日プールに通っています。大学から片道1時間以上かかりますが、水に入ると自然と集中でき、泳ぎ終えた後には達成感があります。

得意種目はクロールの長距離で、400mや1500mを中心に出場しています。高校時代には県大会で個人・リレーを含め4冠を達成し、オープンウォータースイミングでは日本選手権にも出場しました。海で行うこの競技は、波や潮の流れを読みながら戦う"自然との駆け引き"が魅力です。

記録を伸ばすことだけでなく、挑戦を続けることで得られる達成感や心の強さが、今の自分を支えてくれています。

【MY MOTIVATION】

何度も伸び悩んで「もうやめよう」と思ったこともありますが、それでも水泳を続けてこられたのは、気づけば「夢中になれる時間」が自分にとって一番大切だからです。

泳いでいるときは無心になり、何も考えずにひたすら前に進むことができます。その積み重ねが、自分の性格や考え方を少しずつ変えてくれました。

教育実習の授業づくりでも同じように夢中になれることに気づき、「好きなことに全力で向き合う力」が、自分の強みになっていると感じています。

MY MU STORY

08

MY MU STORY

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一歩踏み出す勇気が、世界を広げてくれた。

文学部 社会文化学科 3年

大坊 陽彩人

(岩手県/ 不来方高等学校出身)

フランス語が広げた新しい視野

社会科の教員免許が取れること、そして高校時代の部活動の先生が盛岡大学の卒業生だったことがきっかけで、この大学を選びました。中学校のときに出会った社会科の先生のように、授業にも部活動にも全力で向き合える先生になりたいと思ったのが原点です。

社会文化学科では第2外国語の履修が必修で、私はフランス語を選びました。英語にあまり自信がなかった私にとって、フランス語の授業は新鮮で、言葉のおもしろさを改めて感じるきっかけになりました。実際にパリを訪れたときには、華やかさの裏にある差別や貧困などの現実にも触れ、物事を多面的に考える視点を得ました。

こうした経験から、フランス語圏のアフリカに関心を持つようになり、教育や差別、いじめなどの社会問題を「教える立場」としてどう伝えていくかを考えるようになりました。将来はアフリカで教育に携わり、ゆくゆくは岩手で世界と地域をつなぐ先生を目指しています。

バレーがくれた成長のチカラ

小学生のころから続けているバレーボールでは、ミドルブロッカーとしてプレーしています。相手の動きを読みながらブロックを組み立てる"頭脳戦"のような駆け引きが、このポジションの魅力です。

高校時代は全国ベスト8を目指す強豪チームに所属していましたが、大学ではチームの方向性をまとめる難しさを実感しました。練習試合の調整や連絡を自分が率先して行い、仲間のモチベーションを保つ工夫を重ねるうちに、チームづくりの大切さを学びました。

国体に選ばれたり、クラブカップで日本一を経験したり、さまざまな経験通して、バレーボールは「上手くなるため」だけでなく、「人として成長するため」のものだと感じるようになりました。スランプを乗り越えるたびに、考える力や粘り強さが身についたと感じています。

【MY MOTIVATION】

大学に入ってから、自分から行動する力がついたと感じます。
高校のころは海外に行くことに少しためらいがありましたが、フランス語を学んでからは「自分の目で見てみたい」と思い立ち、パリへ旅行しました。そこで文化や社会の現実に触れたことが大きな経験になりました。

また、バレーボールでは仲間のために自分が動くことを意識するようになり、チームの調整や連絡を率先して行うようになりました。

どちらの経験も、「一歩踏み出すことで見える景色がある」と教えてくれた私の大切な挑戦です。

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地域と大学がともに描く未来像

――滝沢市 武田哲 市長 × 広報・社会連携センター所長 千葉智行 教授 対談

feature2 新学長インタビュー

地域に開き、未来へつなぐ大学へ
学生とともに育ち続ける盛岡大学を目指して

今年度、盛岡大学・盛岡大学短期大学部では、新体制のもとで歩みを進めています。
学生数の減少や地域社会の変化など、地方大学がいま大きな転換点を迎える中、大学としてどのように未来を描いていくのか――。

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    各研究室の教授・准教授へインタビューを実施。
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  • 在校生ストーリー

    盛岡大学で学び、自らの夢に向かって突き進んでいる在校生へのインタビュー。Vol.6では文学部 児童教育学科 3年 舘下 温人さん、文学部 社会文化学科 3年 大坊 陽彩人さんのお話を伺いました。

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    盛岡大学を巣立った卒業生に、学生時代の思い出や、後輩へのメッセージを聞きました。
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    盛岡大学の委員会やサークルをご紹介。
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    2025年のニュース&トピックスをご紹介!
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