2021/12/23
教育・研究
【栄養科学部】地域で活躍する管理栄養士を特別講師に招いた講義を開催しました。
12月16日(木)、栄養科学科「地域社会と健康増進」(担当:村澤秀樹准教授)において、特別講師による授業が実施されました。本科目は、地域社会における健康増進に係る方法論と取組み例を参照することで、栄養分野の従事者として社会に出た際の企画提案力を身に着けることを目標とした選択科目です。
初の特別講師を招いた今年は、学生時代にNPO法人を立ち上げ、東日本大震災の支援活動(アレルギー対応の災害食開発等)や、全国の大学が作成した食品を集めて首都圏の百貨店で販売する「大学は美味しい!!」イベントの実施などを行ってきた、馬場(髙橋)菜里 管理栄養士をお招きしました。
授業では、意外にも「地域社会と健康増進」について、馬場さんが考える結論が最初に紹介され、その後、学生たちへの質問タイムが始まりました。自分のこれまでを振り返り、残りの学生生活で行いたいことの明確化、10年後の自分の姿に誘う質問です。これらを引き出しながら、個人の栄養から、地域社会での取組み、行政・法律、政治、海外の例へと話が発展していきました。
馬場さんの考える「地域社会と健康増進」とは、「地域のニーズに基づいて行動し、積み重ねていく。それが社会貢献活動となって、みんなの健康増進につながる。」というもの。今回の授業のメッセージは、自分の想いを見つけて行動し、社会に貢献するために努力するきっかけを作って欲しい。それが、地域社会(自分と他者)の健康増進(心身両面)に繋がるということ。学生たちは、自分が地域社会で活躍する10年後へのプランを思い描けたでしょうか?