2021/12/20
教育・研究
社会文化学科 上白石 実先生の著書「十九世紀日本の対外関係-開国という幻想の克服」が出版されました
本学社会文化学科教授 上白石 実先生が近年、関心が高まっている十九世紀の日本について10年間かけて研究した内容を1冊にまとめた本を出版されました。
この本の見どころは、約100年かけた日本の「自己変革の時代」の実情を開国というレトリックを取り払い考察しているところです。今まで知らなかった本当の19世紀の日本の対外関係を理解することができます。
上白石先生はこの本を読み、これまで学んできた歴史の固定概念にとらわれず歴史に向き合うきっかけとなってほしいと述べておりました。
各書店やインターネットショップなどで購入することが可能です。
出版された「十九世紀日本の対外関係-開国という幻想の克服」
ロシア船が現れ始めた十八世紀後半から条約改正、日清戦争が始まるまでの時期を対象にして異国船の打ち払いや漂流民保護、開港と内戦の混乱からの回復の過程などを分析。
上白石先生が歴史学研究者として数々の古文書を読み解いてまとめた1冊となります。本当の明治維新の時代を知ることができる本です。