盛岡大学・盛岡大学短期大学部

2021/12/03

大学

【栄養科学部】運動・スポーツと栄養~障がい者スポーツの現状と今後の方向性~

 12月1日(水)栄養科学科「運動・スポーツと栄養」(秦希久子准教授)が開講されました。運動・スポーツを実施する上で栄養は身体づくりの土台となる重要な要素です。本講義では、運動・スポーツとからだの関係、エネルギーや栄養素がからだの構成要素として利用される栄養の仕組みといった生理学的な理論を理解し、そのうえで、スポーツ選手に対する栄養・食生活の実践的な支援についての知識やスキルを学ぶことをねらいとしています。さらに、スポーツ現場での選手支援の多職種連携についても学修します。

 今回は、一般社団法人岩手県障がい者スポーツ協会事務局長三浦拓郎氏に「運動・スポーツと栄養~障がい者スポーツの現状と今後の方向性~」と題し、①障がい者スポーツが果たしてきた役割、②パラリンピックの価値、③障がい者スポーツの最新情報、④今後の方向性、⑤インクルーシブスポーツ体験について講演いただきました。
 講義では、障がいのある人が運動やスポーツをする際のアプローチやその活動について学びました。競技スポーツからリハビリスポーツまで事業を展開している講師は、岩手県のみでなく、国内外での障がい者スポーツ事情について講義いただき、障がい者が運動・スポーツをする意義や目的について理解を深めました。

 また、実際に車いすに乗り、車いすバスケットボールのボールピックアップを体験し、その難しさやアセスメントによるゴール設定の大切さ、成功体験の重要性を学びました。