児童教育学科
1. 4年間を通した全学体制による指導体制
4年間を通した教職課程の指導を、各学科の教員と学生部が連携して、全学体制で行っています。学生部は、教職課程の履修指導と成績管理、介護等体験や教育実習のガイダンスや手続き、教員免許状の申請等を担当しています。
2. 教員養成サポートセンターでの学習支援
学生の学修支援は、主に教員養成サポートセンターで行っています。教員養成サポートセンターには、専門委員の教員、学校現場の経験が豊富な相談員、事務職員等を配置しています。ここでは、教員としての資質・能力を身につけるための勉強会や各種講座、岩手県や滝沢市と連携した学習支援等の教育ボランティア(滝沢市ラーニング・サポータープロジェクト、岩手県スクールトライアル、児童・生徒の学び舎プロジェクトなど)の受付、教職志望者に対するキャリア支援、個別相談、論作文指導等、教員養成にかかわる総合的な支援を行っています。
3. 2つのコース「児童教育コース」「保育・幼児教育コース」で学びをスタート
児童教育コースでは、「児童」、保育・幼児教育コースでは「幼児」を学びの核におきながら、それぞれ「幼児→小学生→中学生」「乳幼児→小学生」と子どもの成長を長期的にとらえ、子どもの理解や対応力を養います。
4. 専門分野ユニット制で幅広くかつ専門的な学び
どちらのコースでも5つの専門分野(学校教育系、基礎教育系、心理系、表現系、保育・幼児教育 系)の100レベル(基礎科目群)・200レベル(発展科目群)の授業が履修でき、幅広く学べるカリキュラムになっています。300(卒業研究基礎演習科目群)・400レベル(卒業研究)については、心理系、表現系は両コースの学生が履修できますが、学校教育系、基礎教育系は「児童教育コース」、保育・児童教育系は「保育・幼児教育コース」の学生だけが履修でき、専門性を高めます。
5. 教員養成プログラム―異学年クラスで学び合う「児童教育講座」「幼児教育講座」―
児童教育コースでは「児童教育講座」、保育・幼児教育コースでは「幼児教育講座」が2年間必修です。1年生から教育ボランティアとして近隣の小学校や附属幼稚園等において活動し、異学年クラスで先輩・後輩が一緒になって「授業コンテスト」「テーマ劇コンテスト」(児童教育コース)、「実践保育研究会」保育・幼児教育コース)などに取り組みます。
6. 特色ある必修科目で学びの基礎を身につける
1年生前期に「アカデミックスキル基礎講座」「日本語文章作法」を必修科目にしています。学修の基礎的なスキル(技能)として、問題を探索する力、情報を選び取る力、わかりやすくまとめる力、プレゼンテーションする力などが必要です。これらの基礎をまず身につけて、大学で学びをスムーズに行えるようにサポートします。また、児童教育コースでは「実践児童英語」が必修になっており、少人数クラス(20人程度)をネイティブ・スピーカー教員が担当し、子どもと一緒に英語を楽しむ力をつけます。
7. 児童英語教員養成課程の設置
小学校においては平成32年度より完全実施される新学習指導要領で、第3学年・第4学年において外国語活動が、第5学年・第6学年において外国語が新たに始まり、英語の専門的な知識をもつ教員が必要とされます。
このような状況を踏まえ、児童英語教員のニーズに対応するため、児童教育学科(児童教育コース)ならびに英語文化学科では、小学生に英語で英語を教えるTEE(Teaching English in English)の指導技術をもつ人材の育成を目指します。
8. 教職研究の取り組み
教職研究は、単位が配当された科目ではありません。教員として必要な資質・能力を一層高めるために、教職課程の授業を補う目的で設定され、3年次から4年次前期まで時間割に組み込まれています。各学科の教職志望者毎にクラス編成し、教職教養から専門科目まで学生のニーズに応じた内容で実施しています。
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